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COLUMN歯科コラム

痛みが増すその前に!侮れない顎関節症

 

こんにちは。院長の柴崎です。
早いもので、今年ももう12月。
街にはツリーが飾られ、イルミネーションが輝き、
すっかりになってまいりました!

 

クリスマスといえば、
美味しいご馳走も楽しみのひとつ。

 

しかし、
そんなご馳走を食べようとしたその瞬間、
カクッ』『バキッ
と、あごから音が鳴ったり、
開きにくいと感じたりしたことはございませんか?

 

 

もしかするとそれは、
『顎関節症(がくかんせつしょう)』
かもしれません。

 

顎関節症は酷くなると
口を開けるだけでも痛くなり、
日常生活に支障をきたすことも…。

 

今回は、
あなたも既にかかっているかもしれない
顎関節症についてご紹介します。

 

 

 

 

■2人に1人は顎関節症?!
まずはセルフチェック!

 

顎関節症は、
実は日本人の2人に1人が経験するといわれており、
決してめずらしい病気ではありません。

 

そこでまずは、
現時点で皆さんが顎関節症になっていないか
一緒にチェックしてみましょう!

 

□ 食べ物を噛むとあごが痛い
□ 縦に重ねた指3本がくちに入らない
□ くちを開けたり閉めたりすると音がする
□ 食事や会話をするだけであごが疲れる

 

これらの症状のうち
ひとつでも当てはまる項目があれば、
顎関節症になっている可能性
があります。

 

 

そもそも顎関節症とは 、
あごの関節や、その周囲の筋肉である
「側頭筋(そくとうきん)」や
「咬筋(こうきん)」といった、
『咀嚼筋(そしゃくきん)』で起こる病気です。

 

あごに関連する病気ですが、
放置していると
・頭痛
・肩こり
・腰痛
・めまい
・耳鳴り

など、あご以外にも悪影響を及ぼす可能性があるため、
気をつけたい疾患のひとつです。

 

 

 

 

 

■顎関節症を引き起こす原因

 

顎関節症の原因 はひとつに特定するのが難しく、
複数の要因が重なって症状があらわれると
考えられています。

 

以前は「かみ合わせの悪さ」
主な原因とされていましたが、
他にも

・歯ぎしり
・食いしばり
・TCH(上下の歯を接触させる癖)
・頬杖
・猫背
・うつ伏せ寝

といった習慣が、
あごの関節や筋肉に負担をかけて
顎関節症を発症する原因になるといわれています。

 

また、ストレスを感じやすい人も要注意!
無意識のうちに力が入り、顎関節症の原因となる
食いしばり歯ぎしりを引き起こす恐れがあるためです。

 

 

 

 

 

■顎関節症の治療法は?

 

顎関節症は時間が経つにつれて
症状が改善する場合もあります。

 

そのため、よほど重症でない限り
手術などの外科的治療は行われません。

 

専門医のもとで治療を行う場合、
理学療法スプリント(マウスピース) を装着して
関節や筋肉にかかる負担を軽減する
といった治療が行われます。

 

もし痛みが強く出ている場合でも、
鎮痛薬による治療がほとんどで、
「歯を削って噛み合わせを調整する」
といった『もとに戻すことが困難』な治療は、
可能な限り行いません。

 

 

また、治療とともに欠かせないなのが
患者さん自身に行っていただくセルフケア。

 

たとえば、
・硬い食べ物は避ける
・上下の歯を離す
・頬杖をつかない
・姿勢を正す
・うつ伏せで寝ない

など、顎関節症の原因となる
生活習慣を改善することで
多くの場合は快方に向かいます。

 

 

 

 

 

また、マッサージによって
症状が改善する場合もありますが、
自己流マッサージは
かえって症状を悪化させる
場合もありますので、
専門家の指示のもとで指導を受けてから行うのが
おすすめです。

 

 

 

 

顎関節症は命に関わるような
恐ろしい病気ではありません 。

 

とはいえ、症状が強くなると
食事や会話などの日常動作が制限され、
不便に感じることもあります。

 

痛みが続く時は我慢せず、お早めにご相談くださいね。

 

 

 

ママとこどものはいしゃさん
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